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韓国のコロナ市中感染者155人 5カ月ぶり最多=大流行の懸念高まる

記事一覧 2020.08.15 09:46

【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は15日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から166人増え、計1万5039人になったと発表した。首都圏を中心に感染が再び急拡大をみせており、1日あたりの新規感染者は2日連続で100人を超えた。この日の市中感染者は155人で3月11日(239人)以来、約5カ月ぶりの多さとなった。特にソウル市や京畿道では教会などでの感染者が急増しており、「首都圏の大流行」が懸念されている。

新型コロナの検査を受ける市民たち=(聯合ニュース)

新型コロナの検査を受ける市民たち=(聯合ニュース)

 1日あたりの新規感染者は前日(103人)に続き3桁を記録した。2日連続で100人超えとなるのは3月以来となる。

 新規感染者は今月に入り20~40人台を維持していたが、ここ5日間は28人、34人、54人、56人、103人、166人と急速に拡大している。

 特に市中感染が広がっていることが深刻な問題だ。1日の感染者は7月にも100人を上回ったことがあるが、この時は海外からの入国者の感染確認が一時的に増えたことが原因だった。この日の新規感染者のうち市中感染は155人、海外からの入国者は11人だった。前日(85人)と比べても市中感染者数は倍近くなり、感染拡大防止に向けた「社会的距離の確保」の第2段階レベルの基準となる50~100人を上回った。

 地域別では、ソウル市が72人、京畿道が67人、仁川市が6人と首都圏だけで145人を占めた。このほか、釜山市と江原道が各3人、光州市、大田市、忠清南道、慶尚南道がそれぞれ1人。

 首都圏では教会関連の感染者の増加が目立った。また、東大門ファッションタウンの商店街、大手ハンバーガーチェーン店などさまざまな場所で感染者が同時多発的に発生している。

 「社会的距離の確保」は現在、最も低い第1段階だが、防疫当局は第2段階への引き上げるとみられる。

 一方、新たな死者はなく、計305人となっている。

集団感染が発生し、閉鎖された京畿道の教会(資料写真)=(聯合ニュース)

集団感染が発生し、閉鎖された京畿道の教会(資料写真)=(聯合ニュース)

csi@yna.co.kr

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