韓国首都圏できょうから防疫レベル引き上げ コロナ感染者急増で
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2020.08.16 10:42
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は首都圏のソウル市と京畿道で新型コロナウイルスの感染者が急増したことを受け、感染拡大防止に向けた「社会的距離の確保」のレベルを16日午前0時から第2段階に引き上げた。
レベル引き上げに伴い、政府は防疫順守事項を必ず守らなければならない対象施設を拡大した。
利用者・従事者のマスク着用と症状有無確認、QRコードを用いた利用者名簿の作成・管理、防疫管理者の指定などが義務付けられる感染リスクの高い施設はこれまでクラブなどの遊興施設、カラオケボックス、ビュッフェ形式の飲食店など12施設だったが、新たにネットカフェを追加した。
多くの人が利用する学習塾、ゲームセンター、宗教施設、ウオーターパーク、劇場、結婚式場、映画館、銭湯、サウナなどでもマスク着用、利用者同士の距離2メートル(最低1メートル)確保、利用者名簿の管理を順守しなければならない。
6月末に政府が発表した社会的距離確保の各段階の実行策によると、第2段階では感染リスクの高い施設は休業しなければならないが、政府はひとまず2週間、防疫強化に焦点を合わせ、施設運営を認めた。
中央災難(災害)安全対策本部は、2週間後も状況が改善せず悪化した場合は第2段階の措置を2週間延長し、感染リスクの高い施設の休業、集まりや行事の開催を禁止する方針だ。
国公立の博物館、美術館、図書館は利用者の入場を平時の半分に制限する。
政府は今後2週間は屋内で50人以上、屋外で100人以上が参加する集まりや行事の開催を自粛するよう勧告した。
ソウル市と京畿道で試合が行われるプロスポーツも打撃を受ける。観客入場が再開されてから間もないプロ野球やプロサッカーなどは再び無観客で試合を行わなければならない。
hjc@yna.co.kr
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