韓国首相 「第2の新天地事態」懸念=「一部教会が非協力的」
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2020.08.16 16:37
【ソウル聯合ニュース】韓国の丁世均(チョン・セギュン)首相は16日の中央災難(災害)安全対策本部の会議で、首都圏の教会を中心に新型コロナウイルス感染が急拡大していることについて、2月に新興宗教団体「新天地イエス教会」の南東部・大邱の教会を中心に感染が爆発的に広がった事態が首都圏で再現されるのではないかとの懸念があるとしながら、感染再拡大を防ぐため可能な全ての措置を講じると表明した。
丁氏は一部教会が防疫当局の疫学調査や隔離措置、ウイルス検査などに非協力的な姿勢を見せていると指摘し、「共同体の生命と安全を脅かす違法行為を徹底的に調査し、法と原則に基づいて厳しい措置を取る」と強調した。
その上で、宗教界は責任ある姿勢で自発的な防疫措置を一層強化し、各教会と信者は防疫ルールを徹底して守ってほしいと呼びかけた。
このところ首都圏の教会を中心に感染者が急増しており、16日正午までにソウル市城北区の教会で計249人、京畿道竜仁市の教会で計126人の感染が確認されている。
ikasumi@yna.co.kr
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