首都圏の防疫レベル第2段階を1週間延長 飲食店の営業制限へ=韓国
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2020.08.28 10:17
【ソウル聯合ニュース】韓国の丁世均(チョン・セギュン)首相は28日、新型コロナウイルスへの対応を話し合う中央災難(災害)安全対策本部の会議で、防疫対策として実施している首都圏の「社会的距離の確保」の第2段階措置を1週間延長することを発表した。本来は今月30日で終了予定だった。
丁氏は、首都圏を対象に社会的距離確保の第2段階を開始してから2週間になるが、首都圏の新規感染者数は10日連続で200人を超えており、一部では第3段階への引き上げを求める意見もあると説明。だが、第3段階の実施は経済的、社会的な影響を考えると「最後のカード」だとし、さらに状況を見守る考えを示した。
政府の決定により、首都圏以外の地域でも当面は第2段階体制が維持される見通しだ。
防疫レベルは第2段階で据え置くものの、政府は飲食店などの防疫措置の強化を検討する。丁氏は「人々が日常で最も多く利用する飲食店やカフェなどの営業方法や営業時間の制限を議論する」と伝えた。
第3段階に引き上げられると、10人以上が対面で集まる集会や行事が禁止されるなど、必要不可欠な社会・経済活動を除いたあらゆる活動が原則として禁じられる。全ての公共施設は運営を休止し、民間ではクラブやカラオケ店など特に感染リスクの高い12業種に加え、カフェや銭湯、結婚式場なども休業しなければならない。プロ野球、サッカーなどのスポーツ試合も中止となる。日常生活が一段と不便になるだけでなく、経済への大きな打撃も予想される。
現行の第2段階では屋内50人、屋外100人未満の集会や行事は認められており、プロスポーツも無観客で試合が行われている。
tnak51@yna.co.kr
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