韓国政府 西アフリカに海洋警察派遣へ=海賊対策
記事一覧
2020.09.02 14:40
【ソウル聯合ニュース】韓国政府が韓国人船員を狙った海賊による拉致事件が相次いでいるガーナなど西アフリカ沿岸国に今月中にも海洋警察を派遣する方針を決めた。複数の政府関係者が2日、明らかにした。
韓国政府は現在、対象国と具体的な派遣日程などを調整している。海賊事件への対応のため、海洋警察を海外に派遣するのは初めて。
派遣される海洋警察は韓国人拉致事件が発生する場合、事件の状況を把握し、関係国と対応策などを調整するとみられる。8月末、トーゴ付近の海域で武装勢力に拉致された韓国人船員2人の解放交渉も支援する見通しだ。
また、韓国政府は海賊関連事故が相次いでいる西アフリカのギニア湾一帯で韓国人が操業する場合は制裁を科すなど、強制的な措置を取ることも検討している。ギニア湾ではここ4カ月間に3件の韓国人拉致事件が起きた。
韓国政府は7月3日にギニア湾を「海賊高危険海域」に設定し、操業の中断を勧告した。だが、8月末にも拉致事件が発生し、根本的な対策を求める声が出ている。
kimchiboxs@yna.co.kr
キーワード