中国政府 現代自動車チャーター便の北京派遣を許可
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2020.09.03 12:35
【北京聯合ニュース】中国政府が、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて3月末に外国人の入国を禁止して以降で初めて、首都・北京への韓国・現代自動車のチャーター便運航を許可した。
北京の消息筋などによると、現代自動車グループは中国政府の承認を得て、3~4日に3便のチャーター便を飛ばして計約600人を韓国から北京へ送る。これら入国者は中国の防疫措置に従い北京近隣のホテルで14日間の隔離生活を送った後、派遣先のホテルや自宅に向かう。
新型コロナ発生後、中国は感染者逆流入から北京を守るため、海外から北京に直行するチャーター便をほとんど認めていなかった。
中国外交トップの楊潔チ共産党政治局員は先月下旬に韓国を訪れ、習近平国家主席の年内の訪韓推進や韓中間の交流強化を韓国側と協議しており、中国政府による現代のチャーター便承認はこれを受けた措置とみられている。
消息筋によると、現代は中国事業の運営のため、新車研究、開発、生産支援に携わる人や駐在員家族の中国入国を同国政府と協議していたという。北京で自動車工場を運営しており、韓国から北京への人員の派遣・交代を急いでいた。
これに先立ち、中国は4月末、企業関係者に対する入国手続き簡素化制度を韓国に適用した。サムスンなど主に大企業の従業員がチャーター便などで中国各地に入っているが、北京への運航は認められていなかった。
tnak51@yna.co.kr