台風９号で１人死亡・１人けが　住宅浸水など被害相次ぐ＝韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国の中央災難（災害）安全対策本部によると、３日午前１０時半現在、台風９号の影響で１人が死亡し、１人がけがをした。

　死亡したのは南東部の釜山市内に住む６０代の女性で、強風で割れたマンションの窓ガラスの破片でけがをしていた。

　被災者は２６人で、一時避難者は２４１２人に上った。

　施設被害は８５８件が報告された。住宅浸水が２８件、住宅破損が７６件、看板破損が１３８件などだった。農地の被害面積は５１５１ヘクタールとなっている。

　新古里原発４号機（蔚山市）の稼働も一時停止した。外部電源の不具合による自動的な稼働停止で、放射性物質の流出はなかった。このほか、道路の浸水が２４件、信号の破損が３４件などだった。

　また、計２７万８６０１戸が停電した。このうち７１．６％にあたる１９万９４３５戸は復旧が完了したが、７万９１６６戸で停電が続いている。

　釜山や大邱などの道路計９５カ所で車両の通行が規制されている。

　２日から欠航した航空便は計９５６便となった。

　鉄道は京釜線の東大邱から釜山の区間など、６路線で３２列車の運行が停止された。

　消防当局に救助された人は１１６人だった

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