BTSの入隊延期も可能に 与党議員が兵役法改正案を発議=韓国
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2020.09.03 18:17
【ソウル聯合ニュース】韓国与党「共に民主党」の田溶冀(チョン・ヨンギ)国会議員は3日、米ビルボードのメインシングルチャート「ホット100」で1位を獲得したBTS(防弾少年団)のように、国威発揚に貢献した大衆芸能のアーティストの兵役時期を遅らせるなどの内容を盛り込んだ兵役法改正案を代表発議した。
改正案では文化体育観光部長官から国の国際的地位を高めたと認められた大衆芸能のアーティストは兵役の招集時期を延期することが可能になる。
田氏は「兵役延期は免除や特例とは全く異なるもの」とし、兵役の時期と重なる20代に旺盛な活動をする職種についても入隊時期を延期できる選択肢が与えられなければならないと話した。
また「今回の発議は文化体育観光部からの提案が先にあった」とし、ゲーム対戦競技「eスポーツ」の選手を対象に含めることも議論すると説明した。
現行の兵役法では、クラシックなど伝統音楽分野のアーティストやスポーツ選手については、規定された成績を収めた場合、事実上の兵役免除措置が認められるが、大衆芸能のアーティストについては、客観的な基準が足りないなどの理由で認められておらず、兵役の公平性に対する疑問の声が上がっている。
yugiri@yna.co.kr