現代自が欧州家電見本市IFAに初参加 エコモビリティー戦略提示
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2020.09.04 16:57
【ソウル聯合ニュース】韓国の現代自動車は4日、ドイツ・ベルリンで3日(現地時間、以下も)に開幕した欧州最大の家電見本市「IFA2020」に初参加し、水素で走る燃料電池車(FCV)や電気自動車(EV)などのエコカー技術を基盤としたブランドビジョンを提示したと発表した。
今年のIFAは新型コロナウイルス感染拡大の影響でオンライン、オフラインの並行開催となり、現代はオンライン部門に参加。3日にはIFAのプログラムで「未来の燃料、水素社会に向かう道を開く」をテーマに燃料電池技術の潜在力について討論を行った。
出席した同社研究開発本部のビアマン社長は「現代自動車はEVからFCVまで、さまざまなタイプのエコモビリティー(移動手段)が共存する未来を追求する。(二酸化)炭素を排出しないモビリティーエコシステム(生態系)を築くという未来戦略に基づき、あらゆる産業をひとつに連結する統合型エコモビリティーソリューションを提供していく」と語った。
現代は4日のIFA記者会見に欧州圏域本部長が出席し、先端モビリティー企業にシフトするためのビジョンを紹介するとともに、EVブランド「アイオニック」の戦略を公開する。
同社は今年4月、世界に先駆け大型燃料電池トラックの量産体制を整え、7月に10台をスイスへ輸出した。年内に40台を追加で輸出し、2025年までに計1600台を供給する。
また先ごろ、EV専用プラットホーム(車台)を採用したEVブランドのアイオニックを公開。アイオニックブランドから24年までに3車種を発売する計画を発表した。
tnak51@yna.co.kr
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