韓国経済 コロナ再拡大で景気縮小の可能性高まる=政府系機関
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2020.09.07 13:28
【世宗聯合ニュース】韓国の政府系シンクタンク、韓国開発研究院(KDI)は7日発表した「経済動向9月号」で、韓国経済について、8月半ば以降に新型コロナウイルス感染が再拡大し、景気が再び萎縮する可能性が高まったとの見方を示した。
KDIは3月から7月までの5カ月にわたり「景気萎縮」に言及し、8月にはこの表現を削除して景気不振がやや緩和されつつあると評価したが、9月は再び「景気萎縮の可能性」を指摘した。
内需に関連しては、新型コロナの再拡大で防疫対策が強化され、景気がサービス業を中心に再び縮小すると見通した。
実際、感染が再拡大するまでは、心理指標が改善するなど景気不振は緩和の様相を呈していた。だが、8月半ば以降に新型コロナの新規感染者数が首都圏を中心に急速に増加し、景気不振が継続する可能性が高くなった。
飲食店の営業制限や室内スポーツ施設の営業休止など、首都圏を中心に防疫措置が強化されたことで、今後の景気回復の流れが制約を受けるとKDIは説明している。
一方、輸出は主要国で消費を中心に景気が一部持ち直し、不振が徐々に和らぎつつある様子だ。
8月の輸出額は前年同月比9.9%減となり、7月(7.1%減)に比べて減少幅は拡大したものの、操業日数の影響を除いた1日平均輸出額は3.8%減と、7月(7.1%減)より改善した。
tnak51@yna.co.kr
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