南北協力が非核化巡る米朝対話引き寄せる 韓国統一相
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2020.09.07 14:02
【ソウル聯合ニュース】韓国の李仁栄(イ・イニョン)統一部長官は7日、同部主催の「朝鮮半島国際平和フォーラム」であいさつし、「南北は互恵的な協力を通じて一つの共同体として生きられる可能性を示すことになるだろう」として、「朝鮮半島平和プロセスの進展と非核化を巡る朝米(米朝)対話の大きな流れも引き寄せることができると信じている」と述べ、北朝鮮側の対応を求めた。
フォーラムは新型コロナウイルスの感染拡大を受けてリモート討論形式での開催となった。
李氏は「『小さな企画』を通じて人道協力と交流協力を再開し、再び南北対話を始め、約束したものを一つずつ履行していきたい」として、「これが保健医療、共同防疫、気候環境など生活の問題から共生と平和の糸口を見いだせる実質的な協力になる」との認識を表明。「南北が主導して国際社会と協力し、完全かつ検証可能で不可逆的な平和(CVIP)の時代を切り開かなければならない」として、「この新しい出発に応える北側の声を期待する」と述べた。
統一部は同日午前の定例会見で、李氏がCVIPに言及したことについて、「分断の構造を取り壊すため、北の核問題の解決と南北関係の発展を通じ、堅固で不可逆的な平和状態を構築することが緊要との趣旨」と説明した。
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