中国違法操業漁船の取り締まり強化へ 韓中当局が実務会議
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2020.09.11 06:00
【ソウル聯合ニュース】韓国海洋水産部は11日、このほど中国と漁業指導・取り締まりに関する実務会議をテレビ会議形式で開き、朝鮮半島東側の東海での違法操業根絶に向けた方策について議論したと発表した。
中国側は今後、東海の北朝鮮に近い水域で違法操業を行う中国漁船に対し、韓中暫定措置水域などに海洋警察の艦艇を常時配備し、監督を強化する。
韓国政府が中国漁船の違法操業を通報すれば、中国側がこれを基に取り締まりを行う方策についても協議した。
中国漁船は黄海だけでなく、東海でも海上の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)水域でイカ漁の違法操業を行い、摘発される事例が頻発している。
新型コロナウイルスの感染拡大により遅れている漁業指導取締船の共同巡視は、11月3~9日に両国の海洋警察の艦艇が参加して実施することで合意した。
また、来年には2016年9月以降中断していた両国公務員の相互乗船を再開することも決めた。再開時期は新型コロナウイルスの状況を踏まえ、11月に開催される「第20回韓中漁業共同委員会」で議論する予定だ。
ynhrm@yna.co.kr