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新型コロナ再拡大で「実体経済の不確実性拡大」 韓国政府報告書

記事一覧 2020.09.11 13:54

【世宗聯合ニュース】韓国企画財政部は11日公表した経済動向報告書(グリーンブック)9月号で、最近の韓国経済について「一部内需指標の改善傾向がやや停滞するなか、輸出・生産の不振緩和の流れが続いたが、新型コロナウイルス感染の再拡大と(防疫措置である)『社会的距離の確保』強化が影響し、実体経済の不確実性が拡大した」との見方を示した。

ソウル市内の市場(資料写真)=(聯合ニュース)

ソウル市内の市場(資料写真)=(聯合ニュース)

 6月号では「実体経済の下振れリスクはやや軽減されている」と分析したが、輸出と生産の下落傾向が続いたことから、7月号と8月号では「実体経済の不確実性」に言及。今月は新型コロナの再拡大を踏まえて「実体経済の不確実性が拡大」しているとした。

 8月の消費関連の速報値はプラス要素とマイナス要素が混在している。

 国内でのクレジットカード使用額は前年同月比3.4%増加した。新型コロナによる打撃が大きかった3月と4月は連続でマイナスだったが、5月からは4カ月連続でプラスとなっている。ただ、増加率はここ3カ月に比べ鈍化した。

 百貨店の売上高は7.7%減となり、7月よりも減少幅が拡大した。インターネット通販の売上高は35.5%増加した。ディスカウントストアは2.7%減となったが、下げ幅は5月以降、縮小を続けている。

 韓国製乗用車の国内販売台数は10.7%増加したが、個別消費税率の引き下げ幅縮小直前の6月の伸びを大きく下回った。また、国内消費に寄与する訪韓中国人観光客の数は97.1%急減した。

 7月は前月に比べ小売販売と設備投資が減少した一方、鉱工業生産とサービス業生産、建設投資は増加した。

 生産は鉱工業が前月比1.6%、サービス業が0.3%、それぞれ増加し、全産業でも0.1%伸びた。また、設備投資は2.2%減少したが、建設投資は1.5%増加した。小売販売額は6.0%減少した。

 8月の輸出額は前年同月比9.9%減少した。ただ、操業日数の影響を除いた1日平均輸出額は3.8%減だった。

tnak51@yna.co.kr

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