韓米が国防対話開催 対北朝鮮で抑止力向上へ協力確認
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2020.09.11 16:45
【ソウル聯合ニュース】韓国と米国は9日と11日に統合国防対話(KIDD)を開催した。双方は共同報道文を出し、「北の核・ミサイル脅威に対する同盟の効果的な抑止力向上に向けたさまざまな方策について議論した」として、「状況に合わせた抑止戦略の実効性を向上させるため、緊密に協力することにした」と表明した。
また、朝鮮半島の恒久的な平和と北朝鮮の完全な非核化という共通目標を再確認し、朝鮮戦争の休戦協定や2018年の南北軍事合意などの履行で緊密に協力することで一致した。
北朝鮮が朝鮮労働党創建75周年の記念日(10月10日)に実施する見通しの閲兵式(軍事パレード)の準備動向や東部・新浦にある造船所での新型潜水艦の建造動向などを確認したとみられる。
双方は米軍主導の韓米連合軍が持つ有事作戦統制権の韓国軍への移管の推進状況も点検した。有事作戦統制権移管の準備に進展があり、8月18~28日に実施した韓米両軍の指揮所訓練が移管に向けた「未来連合軍司令部」の完全運用能力(FOC)の検証に必要な条件を具体化した段階になったと評価した。
双方はKIDDの結果を踏まえ、10月に開催される定例安保協議(SCM)で今後の推進計画を議論する方針だ。
KIDDは2011年、SCMでの合意を受けて設置された。今回は新型コロナウイルスの影響でテレビ会議の方式で開かれた。
kimchiboxs@yna.co.kr