韓国外相 ARFで南北米による対話の重要性強調
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2020.09.13 10:32
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部によると、同部の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は12日にテレビ会議方式で開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)外相会議で、韓国と北朝鮮、米国による対話の再開の必要性を強調し、周辺国に協力を要請した。会議には韓米中日や北朝鮮など27カ国が参加した。
康氏は韓国政府が今後も、韓国と北朝鮮、米国の首脳による歴史的合意に基づき、米国との緊密な連携や国際社会との協力の下、朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和の定着に向けた努力を続けていくと表明。ARFが、早期の南北米対話再開を通じて問題が平和に解決されるよう促すメッセージを出すべきだと訴えた。
これに対し出席国は、朝鮮半島の平和と安定が域内の平和と繁栄に密接に結びついていることに共感を示した上で、朝鮮半島の非核化と平和・安定のためには早期に対話を再開すべきで、南北と米首脳による合意事項と国連安全保障理事会決議が履行される必要があるとの認識を示した。
北朝鮮からは安光日(アン・グァンイル)インドネシア大使兼駐ASEAN代表部大使が出席。安氏は姜氏の発言について直接言及せず、北朝鮮が直面する課題は数々の困難を克服して強盛大国になることだと述べた上で、朝鮮半島の状況は容易ではないという趣旨の発言をしたという。また安氏は北朝鮮の水害や新型コロナウイルスに関する対応についても説明した。
sarangni@yna.co.kr