ASEAN関連外相会議で議長声明 南北・米朝対話再開の重要性強調
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2020.09.16 19:32
【ソウル聯合ニュース】9日から12日にかけて四つの東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外相会議がテレビ会議方式で開かれ、それぞれで朝鮮半島の平和のため韓国と北朝鮮、米国による対話再開を促す議長声明が採択された。韓国外交部が16日伝えた。
今回開催されたのは韓国・ASEAN、ASEANプラス3(韓中日)、東アジア首脳会議(EAS)、ASEAN地域フォーラム(ARF)の各外相会議。
それぞれの議長声明で朝鮮半島平和プロセスの進展と成果を歓迎し、持続可能な対話の重要性を改めて示した。
また朝鮮半島の完全な非核化と平和という目標を明示し、南北および米朝間の合意事項を履行するために対話を早急に再開する必要性があることを指摘した。
北朝鮮が唯一参加する多国間協議の場であるARFでは「出席者たちは朝鮮半島の完全な非核化および恒久的平和の定着を実現するためのすべての関連当事者国による持続的で平和的な対話の重要性を強調した」とする議長声明を採択した。
また北朝鮮拉致問題の早期解決を含め国際社会が懸念する人道的問題を議題として扱うことの重要性も盛り込まれた。
外交部は韓国政府の努力を評価する内容がすべての文書に反映されたことは異例だと評価。「議長声明には新型コロナウイルスなど、様々な厳しい状況の中でも、朝鮮半島平和プロセスの進展および成果を後退させないという韓国政府の意思と、朝鮮半島の平和が国際社会全体の安定と緊密につながっているというASEANレベルでの認識が積極的に反映された」と説明した。
yugiri@yna.co.kr
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