文大統領 国連総会で一般討論演説へ=朝鮮半島平和への支持要請
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2020.09.17 14:23
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は23日未明(日本時間)、テレビ会議方式で開かれる国連総会で一般討論演説を行う。文大統領が国連総会に参加するのは就任後4回目となる。
青瓦台(大統領府)の姜珉碩(カン・ミンソク)報道官によると、文大統領は総会初日、9人目に演説する。演説では新型コロナウイルスの克服や気候変動対応に向けた国際社会の連携を強調するという。
また、朝鮮半島と北東アジアの平和に向けた韓国政府の取り組みへの支持を要請する見通しだ。冷え込んでいる南北関係と米朝関係を進展させるための新たな提案を示すか注目される。
今回の総会は173人の首脳級が参加する。米ニューヨークの国連本部の会場には国別に少人数が出席する。
文大統領は国連創設75周年に合わせて開かれるハイレベル会合にも参加する。会合では韓国、メキシコ、インドネシア、オーストラリア、トルコによる中堅国機構(MIKTA)の議長国の首脳として代表発言を行う。MIKTA発足後、議長国首脳が国際舞台で代表発言をするのは今回が初めて。国連が国際社会の平和・発展に貢献したことを評価し、新型コロナウイルスなど世界の共通課題に対応するため、国連を中心とした多国間協力の強化に寄与する方針を表明する見通しだ。
姜報道官は文大統領の総会参加について、「世界的な課題の解決に向けた韓国の主導的な役割と寄与の意志を表明し、国際社会との協力を拡大して多国間外交を一層強化する機会になる」と述べた。
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