LG化学がバッテリー事業の分社決定 12月に新法人発足
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2020.09.17 15:12
【ソウル聯合ニュース】韓国化学大手のLG化学が、電気自動車(EV)向けで世界シェア1位のバッテリー(電池)事業を分社化する。
LG化学は、17日に緊急の取締役会を開き、自社の電池事業部の分割案を議決したと発表した。来月30日に開く臨時株主総会での承認を経て、バッテリー事業を専門に手掛ける新設法人「LGエナジーソリューション」(仮称)を12月1日に正式に発足させる予定だ。
LG化学が分割されるバッテリー新設法人の発行済み株式総数を保有する物的分割で、LG化学が非上場新設法人の株式の100%を持つことになる。
LG化学は今回の会社分割について「バッテリー産業の急速な成長とEV向けバッテリー分野の構造的な利益創出が本格化している現時点が、会社分割の適期だと判断した」と説明。その上で、「会社分割によって専門事業分野に集中することができ、経営の効率も一段と高まるため、企業価値と株主価値を向上させられるだろう」と期待を示した。
LG化学は、新設法人をバッテリーを中心とする世界トップのエネルギーソリューション企業に育成する計画だ。2024年に30兆ウォン(約2兆7000億円)以上の売上高を目指す。新設法人の新規株式公開(IPO)時期は未定で、今後継続して検討していく予定だという。
tnak51@yna.co.kr
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