ソウル市が教会牧師に賠償請求 「疫学調査妨害でコロナ再拡大」
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2020.09.18 13:43
【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル市は18日、多数の新型コロナウイルス感染者を出した「サラン第一教会」(ソウル市城北区)の全光フン(チョン・グァンフン)牧師を相手取り、46億2000万ウォン(約4億1600万円)の損害賠償請求訴訟を起こすことを明らかにした。同日午後、ソウル中央地裁に訴状を提出する。
ソウル市は「サラン第一教会と全光フン牧師の疫学調査拒否・妨害や虚偽資料の提出など感染症予防法に違反する行為により、首都圏をはじめ、全国的に新型コロナウイルス感染が再拡大した」と提訴の理由を説明した。
市の損害額は▼感染者の治療費のうち市の負担分▼自主隔離者の生活支援費▼隔離者が過ごす施設の運営費▼公営バスの利用者数減少に伴う損失――などから算出した。
これに先立ち、市は先月16日、全牧師を感染症予防法の疑いで告発した。警察が捜査を進めている。
mgk1202@yna.co.kr