北朝鮮の新型ICBMは多弾頭型か 「分析必要」=韓国軍
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2020.10.12 12:07
【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部のキム・ジュンラク広報室長は12日、国防部の定例会見で、北朝鮮が10日の閲兵式(軍事パレード)で公開した新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)を巡り、「韓米情報当局が精密分析を進めている」と伝えた。
新型ICBMは複数の弾頭を搭載できる多弾頭型との見方が出ていることについては、「外形の映像のみ公開されたため、さらなる精密分析が必要だ」と述べた。
これと関連し、軍関係者は「軍事パレードに登場した新型ICBMが模型なのか実物なのかなども分析が必要。(弾頭部分が長くなっているため)多弾頭型なのか、1段目、2段目のエンジンが改良されたのかどうかも見極めるべき大きなポイントだ」と説明した。
別の関係者は「新型ICBMの移動式発射台は中国など他国の模倣品ではなく、北が独自生産したもののようだ」と伝えた。
北朝鮮は10日未明に行った朝鮮労働党創建75周年の軍事パレードで、片側11輪の移動式発射台に載せた新型ICBMを公開した。全長は2017年11月に発射したICBM「火星15」に比べ2メートル以上長い23~24メートルと推定され、弾頭部分が長くなり多弾頭型の可能性が取り沙汰されている。
tnak51@yna.co.kr