韓国の新規コロナ感染者が再び100人超え 釜山でクラスター
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は15日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から110人増え、計2万4988人になったと発表した。市中感染が95人、海外からの入国者の感染が15人だった。
1日当たりの新規感染者数は13日に102人、14日に84人となり、この日は2日ぶりに100人を上回った。この日の統計には釜山の療養型病院で発生したクラスター(感染者集団)53人が含まれており、この事例を除けば他の地域の感染規模は前日に比べて多少縮小したとの見方もできる。
新たな市中感染者を地域別にみると、療養型病院で集団感染が起きた釜山市が54人で最も多く、ソウル市が22人、仁川市が11人、京畿道が6人と首都圏は39人を占めた。このほか、大田市と江原道がそれぞれ1人。
釜山の療養型病院に関連した感染者53人のうち、同病院の患者が42人とほとんどを占め、残り11人は患者に付き添う看病人や看護師だった。首都圏では、病院や知人・友人同士の集まりなどでの感染が続いている。
また、防疫当局は首都圏の高齢者向け病院や精神科病院の従事者、デイケア施設の利用者ら約16万人を対象に新型コロナの一斉検査を実施することにしており、感染者の規模は拡大する可能性がある。
一方、この日は海外からの入国者の感染は15人となり、13日(33人)と14日(31日)に比べると半減した。うち6人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの9人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から1人増え、計439人。韓国国内の平均致死率は1.76%となっている。
14日の検査件数は9296件で、前日(1万2683件)より3387件少なかった。
中央防疫対策本部は毎日午前に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。
tnak51@yna.co.kr