違法集会など感染拡大行為へ積極的に賠償請求 韓国政府
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2020.10.16 11:27
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は16日、違法集会をはじめ新型コロナウイルス感染を広げる恐れのある違法行為に対し、積極的に損害賠償を請求するなどの厳しい対応を取るスタンスを改めて示した。
保健福祉部の姜都泰(カン・ドテ)第2次官はこの日、光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)の8月15日に保守系団体がソウル中心部の光化門で開催した大規模集会の参加者のうち、新型コロナに感染した人に対する治療費を国が支援せず、自己負担させてほしいという内容の国民請願に回答した。
姜氏はまず、「治療費を支援しなければ国民が治療に積極的に臨まなくなる恐れがある」とし、効果的な感染対策のため費用は支援すると説明した。
その一方で、「周囲に感染症を広げる行為に対しては民法に基づき損害賠償請求も行っている。8月15日の光化門集会での違法行為についても同様だ」と伝えた。中央政府と自治体で協議体をつくり、違法行為に共同で対応する方針も示した。
青瓦台(大統領府)のホームページに寄せられた国民請願のうち、30日以内に20万人以上が賛同した案件については青瓦台や政府の関係者が正式に回答することになっている。
tnak51@yna.co.kr
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