韓国軍 偵察機撮影画像の判読装置導入へ=北朝鮮情報の分析強化
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2020.10.20 13:48
【ソウル聯合ニュース】韓国空軍が来月、大型高高度無人偵察機グローバルホークが上空から撮影した北朝鮮の画像を地上で判読して主要目標物の移動や変化などの情報の把握に役立てる装置を米国から導入する。防衛事業庁が20日、国会国防委員会の国政監査に対する報告資料の中で「11月中にシステム統合とテストを経て引き渡しを受ける予定だ」と説明した。
空軍は昨年12月に米製グローバルホーク1号機の引き渡しを受け、今年4機全ての導入を終えた。現在は任務遂行に向けた飛行と装備性能の検証を進めている。
グローバルホークの撮影画像を判読するシステムを導入すれば、来年からグローバルホークの作戦遂行に加えて画像情報処理の能力も備えることになる。北朝鮮情報の収集・分析が強化される見通しだ。
防衛庁はまた、グローバルホーク用の敵味方識別装置(IFF)を2022年までに改良する計画を示した。これにより米空軍が運用するグローバルホークとの相互運用性の向上が見込まれる。
グローバルホークは特殊な高性能レーダーや赤外線探知装置などを使い、高度20キロから、地上にある0.3メートルの大きさの物体まで識別できる偵察衛星並みの無人偵察機だ。38~42時間の作戦飛行が可能で、作戦半径は3000キロと、朝鮮半島の外まで監視できる。
mgk1202@yna.co.kr