韓国の新規コロナ感染者91人 海外からが34人に急増
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は21日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から91人増え、累計2万5424人になったと発表した。市中感染が57人、海外からの入国者の感染が34人。1日当たりの新規感染者数は16日から6日連続で100人を下回っている。ただ、この日は前日(58人)より33人増え、100人に迫った。
新たに確認された市中感染者は前日(41人)より多い57人と、再び50人を上回った。地域別にみると、京畿道が21人、ソウル市が13人、仁川市が6人と首都圏が40人を占める。このほか、釜山市が10人、大田市が4人、慶尚北道が2人、蔚山市が1人。
重症化しやすい高齢者や基礎疾患のある人が多い療養型病院、リハビリテーション病院での集団感染などに関連した感染確認が続いている。
ソウル近郊の京畿道広州市にあるリハビリテーション病院と関連して新たに4人の感染が判明し、20日正午時点で感染者は累計63人となった。同道議政府市のリハビリテーション病院と関連しても7人が確認され、累計70人に増えた。釜山の療養型病院では1人が陽性と分かり、累計74人となっている。このほか、首都圏での知人や家族の集まりを介した感染も新たに確認されている。
一方、海外からの入国者の感染確認は34人で前日(17人)の2倍に急増し、7月29日以来、84日ぶりの高水準となった。釜山港に停泊しているロシア船舶の船員の陽性確認が相次いだことなどが影響した。34人のうち、空港や港湾での検疫で感染が判明したのは22人で、残りの12人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から3人増えて計450人となった。韓国国内の平均致死率は1.77%。
20日の検査件数は1万2180件で、前日より95件多かった。
中央防疫対策本部は毎日午前に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。
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