韓国の新規コロナ感染者124人 ハロウィーンで拡大懸念広がる
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は1日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から124人増え、計2万6635人になったと発表した。市中感染が101人、海外からの入国者の感染が23人だった。1日当たりの新規感染者数は先月28日から5日連続で100人を上回った。
1日当たりの新規感染者は先月中旬に40人台まで減少したが、療養型病院や医療機関だけでなく家族・知人同士の集まりや職場、サウナ、教会など日常生活のさまざまな場でクラスター(感染者集団)が発生したことで増加傾向にある。
特に、ハロウィーンだった前日31日にはソウルの繁華街などに多くの若者が集まり、再び集団感染が発生するのではないかという懸念が高まっている。韓国の防疫当局は新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される今年のハロウィーンにはなるべく集まりやイベントを自粛し、マスクの着用などを徹底するよう呼び掛けていた。
防疫当局は前日に週末の影響で検査件数が平日の約半分に減ったにもかかわらず、新規感染者数が3桁を記録したことに注目している。
この日の新規の市中感染者は101人と、前日に比べ5人増え100人を上回った。地域別ではソウル市が45人、京畿道が36人と、首都圏が81人だった。それ以外の地域では忠清南道が9人、江原道と全羅北道がそれぞれ3人、大邱市と慶尚南道がそれぞれ2人、忠清北道が1人だった。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは23人で、このうち14人は空港や港湾での検疫で判明した。残りの9人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から2人増え、計466人となった。韓国国内の平均致死率は1.75%。
31日の検査件数は6138件で、前日より6123件少なかった。
中央防疫対策本部は毎日午前に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。
csi@yna.co.kr