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文大統領 経済回復に期待感=「来年上半期には正常軌道へ」 

記事一覧 2020.11.02 16:11

【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は2日、青瓦台(大統領府)で開かれた首席秘書官・補佐官会議で、「最新の指標を見れば、経済が急速に回復していることが分かる」として、「10~12月期も経済回復の流れが続けば、韓国経済は来年上半期から新型コロナウイルスの衝撃を挽回し、正常軌道に戻れる」との認識を示した。 

首席秘書官・補佐官会議で発言する文大統領=2日、ソウル(聯合ニュース)

首席秘書官・補佐官会議で発言する文大統領=2日、ソウル(聯合ニュース)

 文大統領は7~9月期の国内総生産(GDP)の成長率が世界金融危機以来、約10年ぶりの高水準となり、プラスに転じたとして、「経済心理が改善したのも青信号(良いシグナル)」と述べた。

 また、「韓国経済の回復をけん引する主役は輸出」として、「1日当たりの平均輸出額がコロナ発生前の1月以来、9カ月ぶりにプラスに転じた。国際貿易が萎縮している中で成し遂げた貴重な成果」と強調。「世界的なコロナの大流行の第2波の中で韓国の真骨頂が発揮されている」とし、「奇跡のような善戦は製造業強国の強い基盤の上で活発な生産と輸出があったため可能だった。10月の目覚ましい輸出実績がこれを証明する」とたたえた。

 ただ、「コロナの再拡大でフランスやドイツなど各国が再び封鎖措置を取るなど、安心できない状況」として、「国内でも集団感染が続き、気を緩められない」と述べた。

 今後の方針については、「コロナの長期化に備え、防疫に努めながら経済の活力を高めなければならない」とし、「政府は防疫の模範国に続き、経済の模範国をつくる」と表明した。

 その上で、「日本の輸出規制に対抗し、素材・部品・装備(装置や設備)産業の国産化により、誰も揺るがせない製造強国に進んだように、コロナの経済危機を教訓とし、製造業の競争力を高める」と明言。製造業の革新を加速させるための支援を一層強化し、先端製造業の育成を急ぐとともに、伝統的な製造業の支援と大企業・中小企業の共生、人材育成のための支援に取り組むよう指示した。

kimchiboxs@yna.co.kr

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