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「炭素中立」は必須 エネルギー転換加速を=文大統領

記事一覧 2020.11.03 13:29

【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は3日の閣議で、「炭素中立(カーボン・ニュートラル)は気候危機に対応するため、世界が共に進むべき方向」として、「国家的に冷静に準備する必要がある」と指示した。

閣議で発言する文大統領=3日、ソウル(聯合ニュース)

閣議で発言する文大統領=3日、ソウル(聯合ニュース)

 文大統領は先月28日、国会で行った2021年度(1~12月)予算案に関する施政方針演説で、2050年までに温室効果ガスの実質的な排出量をゼロにする炭素中立を目指す方針を明らかにした。

 文大統領は閣議で、「世界的な流れに賛同するとの意志を込めた重い約束」として、「化石燃料への依存度が高い韓国としては容易ではない挑戦だが、気候危機への対応は選択ではなく必須」と表明。「人類の生存と韓国の未来のため、必ず行かなければならない道」と強調した。

 また、「低炭素経済はすでに新しい経済秩序」とし、「炭素中立を産業構造の革新の契機、新成長エンジンと雇用創出の機会にしなければならない」と述べた。その上で、「強力な推進基盤が必要だ。国家戦略として推進してこそ成果を出せる」として、自治体と民間の参加を引き出し、国民的なコンセンサスを得る必要があるとの考えを示した。

 とりわけ、エネルギー転換を加速化させる案を多角的に講じ、化石燃料中心から再生可能エネルギーに転換するロードマップをまとめ、温室効果ガスの削減計画も再点検するよう指示した。

kimchiboxs@yna.co.kr

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