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北朝鮮 正恩氏に「大元帥」の称号授与する可能性=韓国情報機関

記事一覧 2020.11.03 19:41

【ソウル聯合ニュース】韓国情報機関の国家情報院は3日に行われた国会情報委員会による国政監査で、北朝鮮の朝鮮労働党が来年1月に開く第8回党大会について、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の地位を強化するための権力構造の改編や、新たな対内、対外戦略が打ち出される可能性があると見通した。同委員会の与野党幹事が明らかにした。

国会情報委員会による国政監査で言葉をかわす国家情報院の朴智元(パク・チウォン)院長(右)と金相均(キム・サンギュン)第1次長(国会写真記者団)=3日、ソウル(聯合ニュース)

国会情報委員会による国政監査で言葉をかわす国家情報院の朴智元(パク・チウォン)院長(右)と金相均(キム・サンギュン)第1次長(国会写真記者団)=3日、ソウル(聯合ニュース)

 国家情報院は、北朝鮮が住民を総動員して災害復旧や経済建設に当たる「80日戦闘」を支障なく推進することを最重要課題として指定したとし、「第8回党大会が北の体制の重要な変曲点になる可能性があり、注視している」と明らかにした。

 北朝鮮の統治方式と関連しては、「現場指導中心から政策指導中心に変わった」と説明。今年に入って金委員長が主宰した労働党の政策会議は計17回で、これまでの8年間の年平均3回に比べ大幅に増えたことなどを紹介した。

 国家情報院は、現場指導について、金委員長の妹の金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長など側近が行っているとし、与正氏が外交や安全保障分野だけでなく、党の行事の企画など国政全般に関与していると伝えた。

 また金委員長の軍での階級が現在の「元帥」から「大元帥」になる可能性があるとの見方も示した。

 故金正日(キム・ジョンイル)総書記は1992年に元帥、死後の2012年に大元帥の称号が授与された。故金日成(キム・イルソン)主席は1953年に元帥、1992年に大元帥の称号が授与された。

 また北朝鮮軍の軍団長レベルの指揮官の40%(20人)が高齢者から50代中心に入れ替わり、軍の世代交代が進められていると伝えた。

yugiri@yna.co.kr

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