WTO事務局長選 「進退について検討中」=韓国政府
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2020.11.05 21:23
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部は5日、世界貿易機関(WTO)事務局長選に立候補している産業通商資源部の兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長が加盟国を対象とした調査でナイジェリアのオコンジョイウェアラ元財務相にリードされていることに関連し、兪氏の今後の去就や政府の立場などについては、検討中であり、決定したことは何もないと説明した。
また「政府はWTOの規定と手続きを尊重する加盟国として、加盟国の全会一致を導き出す過程にも建設的な姿勢で参加し、そのために米国をはじめとする加盟国とも協議を続けていく」との考えを示した。
WTO側は先月28日(現地時間)に開かれた非公式の会合で、より多くの加盟国の支持を集めたオコンジョイウェアラ氏を事務局長に推薦。今月9日に予定されている一般理事会で同氏の選出を目指しているが、WTOで大きな影響力を行使する米国が兪氏の支持を表明したことで協議に時間がかかる可能性もある。
yugiri@yna.co.kr