韓国のコロナ感染者 3日連続で100人超=市中感染も3桁台
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は6日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から145人増え、累計2万7195人になったと発表した。市中感染が117人、海外からの入国者の感染が28人だった。1日当たりの新規感染者数は前日に比べ20人増えた。3日連続の増加で、いずれも100人を上回った。市中感染者の数は先月23日(138人)以来の高水準。
療養施設や療養型病院のほか家族や知人との集まり、職場、サウナなどの日常的な場所に加えて葬儀場、結婚式場、コールセンターなどで新たなクラスター(感染者集団)の発生が相次ぎ、感染者数の規模が拡大した。
防疫当局は、ハロウィーン(10月31日)の影響がまだ本格化していないなかで散発的な感染が続いている点に注目し、感染者数の推移に神経を尖らせている。
7日から計5段階に細分化された新たな「社会的距離の確保」のレベルが適用されるが、忠清南道では感染者が急増している天安市と牙山市のレベルを前倒しで第1.5段階に引き上げた。
この日の新規の市中感染者は117人で、前日(108人)に続いて3桁台を記録した。地域別ではソウル市が38人、京畿道が34人と首都圏が72人だった。それ以外の地域では忠清南道が25人、慶尚南道が13人、江原道が7人だった。
主な感染事例をみると、忠清南道天安市のコールセンターの職員や同僚、家族など計30人の感染が確認された。ソウル市の報道記者(関連感染者計7人)、証券会社社員(同11人)、忠清南道牙山市の結婚式出席者(同10人)など各地で新たな集団感染が続いている。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは28人で、このうち11人は空港や港湾での検疫で判明した。残りの17人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から1人増え、計476人となった。韓国国内の平均致死率は1.75%。
5日の検査件数は1万2608件で、前日の1万1446件より1162件多かった。
中央防疫対策本部は毎日午前に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。
ynhrm@yna.co.kr