北朝鮮メディア 米大統領選結果いまだ報じず
記事一覧
2020.11.09 09:26
【ソウル聯合ニュース】米大統領選で民主党候補のバイデン前副大統領の当選が確実になったと伝えられてから2日目を迎えた9日の午前8時現在、北朝鮮メディアはこれを報じていない。朝鮮中央通信、朝鮮労働党機関紙の労働新聞、朝鮮中央放送のほか、わが民族同士などの対外宣伝メディアも沈黙したままだ。
北朝鮮ではこのところ、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の活動に関する報道もない。中国の朝鮮戦争参戦70年に合わせて中国人民志願軍の烈士陵園を訪れたと先月22日に報じられたのが最後だ。
北朝鮮としては、最高指導者の金委員長が史上初の米朝首脳会談を行い、親交を深めてきた現職のトランプ氏の敗北は好ましいものではない。同氏が敗北を認めていないことから、しばらく様子を見守る可能性もありそうだ。
北朝鮮は過去の米大統領選も迅速には報じてこなかった。比較的早かったのは2008年にオバマ氏が、16年にトランプ氏がそれぞれ当選を決めた時で、2日目に簡潔に報じた。
mgk1202@yna.co.kr