バイデン氏に祝意 「安保協力に空白あってはならない」=韓国首相
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2020.11.10 10:16
【ソウル聯合ニュース】韓国の丁世均(チョン・セギュン)首相は10日の閣議で、米大統領選で勝利した民主党のバイデン前副大統領に祝意を送り、「米国の新政権の発足を控え、両国の外交・安全保障協力に空白があってはならない」と述べた。
丁首相は「米国の次期政権と緊密に意思疎通し、朝鮮半島の平和プロセスを中断なく推進していく」と表明。「米国の経済・通商政策などに多くの変化が予想され、韓国に与える波及効果も少なくないと思う」と述べ、各官庁が協力し、韓国経済や主な政策に及ぼす影響を分析して戦略を講じるよう指示した。
一方、新型コロナウイルスの1日当たりの国内感染者数が100人を上回るなど、感染が拡大する兆候があることに関しては、防疫対策「社会的距離の確保」のレベルを最も低い第1段階に引き下げたことを「もう安心していい」との意味で受け止めてはならないと強調。一部の団体が今週末に大規模な集会を計画しているとして、「集会の自由という権利の行使が他人の安全を脅かす可能性があることも十分に考慮されるべきだ」と指摘し、防疫の徹底や違法行為への厳正な対応を指示した。
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