韓国の新規コロナ感染者 4日連続で3桁台=市中感染113人
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は11日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から146人増え、累計2万7799人になったと発表した。市中感染が113人、海外からの入国者の感染が33人だった。1日当たりの新規感染者数は4日連続で3桁台となっている。
これまでは、検査件数が平日に比べ半分程度に減少する週末や祝日のほか、週の初めには新規感染者数が減少していたが、先週末から今週半ばまで4日続けて100人を上回った。感染リスクの高い療養型病院、療養施設などに加え、家族や知人との集まり、銀行、塾など日常的な場所で小規模なクラスター(感染者集団)の発生が相次いでいるためだ。
感染の再拡大を受け、忠清南道の天安市と牙山市、江原道原州市、全羅南道順天市が新型コロナの防疫対策「社会的距離の確保」のレベルを第1段階から1.5段階に引き上げ、他の地方自治体も調整を検討しているとされる。防疫当局は、現在の感染拡大の勢いが続けば2~3週間後には首都圏でも引き上げを検討しなければならないとみている。
新規の市中感染者は113人で、前日(71人)より42人増えて8日(118人)以来3日ぶりに3桁台となった。地域別にみると、ソウル市が39人、京畿道が42人と首都圏で81人。首都圏以外では慶尚南道で10人、江原道で8人、忠清南道で6人、釜山市で3人、光州市で2人、大田市、忠清北道、全羅北道でそれぞれ1人ずつだった。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは33人で、先月31日(31人)以来11日ぶりに30人台となった。8人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの25人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から2人増えて計487人となった。韓国国内の平均致死率は1.75%。
10日の検査件数は1万2574件で、前日から2187件減った。
中央防疫対策本部は毎日午前に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。
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