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韓国外相 バイデン氏側近らと面会=北核問題の緊急性を強調

記事一覧 2020.11.11 15:46

【ワシントン聯合ニュース】訪米中の韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は10日(現地時間)に記者懇談会を行い、米国のバイデン次期大統領に近い人物らと面会し、北朝鮮の非核化を巡る米朝対話について「首脳レベルで優先的な関心を持つべき課題であることを強調した」と明らかにした。

記者懇談会を行う康氏=10日、ワシントン(聯合ニュース)

記者懇談会を行う康氏=10日、ワシントン(聯合ニュース)

 康氏は民主党のクリス・クーンズ上院議員やクリス・マーフィー上院議員らと面会した。クーンズ氏はバイデン氏の側近の一人で、国務長官候補に名前が挙がっている。マーフィー氏を国務長官候補とする報道もある。ただ、マーフィー氏との面会は本人の事情により、テレビ会議システムで行われた。

 また、バイデン氏側に外交政策を助言しているシンクタンク・ブルッキングス研究所のジョン・アレン所長とも面会。アレン氏は朝鮮半島平和プロセスや主な懸案に対する韓国政府の立場をバイデン氏側に伝える意向を示したという。

 康氏は3人との面会について、「朝鮮半島の平和プロセス推進に対する韓国政府の確固たる意志を表明し、北の核問題の緊急性を勘案して朝鮮半島の完全な非核化の実現に向けた外交努力を強化していく必要性を強調した」と説明した。また、「過去の民主党政権は韓国政府と朝鮮半島の平和のため、緊密に連携し協力した経験があるため、バイデン政権発足後、早期に韓米の足並みがそろうことを期待している」と強調した。

 面会では米朝対話の早期再開の重要性や朝鮮戦争の終戦宣言に対する韓国政府の構想などについて説明したとみられる。

 一方、文在寅(ムン・ジェイン)大統領とバイデン氏の電話会談が早期に実現するよう、外交当局が調整を進めているもようだ。

 康氏はバイデン氏陣営に所属している人物とは面会していない。バイデン氏陣営では外国政府関係者との接触を制限しているもようだ。

 康氏は9日にポンペオ国務長官と会談したのに続き、10日はオブライエン大統領補佐官(国家安全保障担当)と会談した。ポンペオ氏とは世界貿易機関(WTO)事務局長選などについて意見交換したという。同事務局長選では韓国産業通商資源部の兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長が最終候補の2人に残ったが、まだ決着がついていない。

 また、共和党所属のジム・リッシュ上院外交委員長らとも面会したとして、「現政権の関係者と会い、新政権の発足まで韓米関係と朝鮮半島問題を巡る連携を緊密に維持することにした」と述べた。

あいさつする康氏(左)とクーンズ氏(外交部提供)=10日、ワシントン(聯合ニュース)

あいさつする康氏(左)とクーンズ氏(外交部提供)=10日、ワシントン(聯合ニュース)

kimchiboxs@yna.co.kr

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