北朝鮮の核活動「深刻な懸念」 国連安保理決議に違反=IAEA
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2020.11.12 10:22
【ソウル聯合ニュース】国際原子力機関(IAEA)によると、グロッシ事務局長は11日(現地時間)、国連総会への報告で「北朝鮮の核活動は依然として深刻な懸念の根拠になっている。北朝鮮の核プログラムは国連安全保障理事会の決議に明らかに違反しており、極めて遺憾だ」と述べた。
グロッシ氏は、IAEAは衛星写真などの情報を基に北朝鮮の核活動に対する監視を続けているとしながら、「核プログラム検証で中核的な役割を果たすための準備に万全を期す」と強調した。
北朝鮮に対しては国連安保理決議に従って義務を果たすよう促した。核拡散防止条約(NPT)の保障措置協定の履行に向けてIAEAと協力し、IAEA査察官の不在期間中に発生した問題を解決するよう求めた。
北朝鮮は2009年にIAEA査察官を国外退去にした後、核開発を続けてきた。
ロイター通信によると、グロッシ氏の発言を受け、北朝鮮の金星(キム・ソン)国連大使は「推測と捏造(ねつぞう)」「IAEAは西側諸国の政治的な道具にすぎない」などと反発した。
mgk1202@yna.co.kr