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文大統領 ASEAN対応基金への積極参加表明「共に繁栄を」 

記事一覧 2020.11.12 20:46

【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は12日、テレビ会議方式で開催された韓国・東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議で、予期できない危機を一丸となって克服してきた加盟国首脳の指導力に敬意を表するとし、韓国もASEANと協力していきたいとの意向を示した。その上で、ASEANの連帯と協力という精神があれば新型コロナウイルスがもたらした危機を共に克服できるとし、医療物資の調達やワクチン開発などを目的とした「新型コロナに関するASEAN対応基金」に韓国も積極的に参加すると表明した。

韓国・ASEAN首脳会議で発言する文大統領=(聯合ニュース)

韓国・ASEAN首脳会議で発言する文大統領=(聯合ニュース)

 ASEAN対応基金は4月に行われたASEANプラス3(韓中日)首脳会議で設立が決まり、韓国は100万ドル(約1億500万円)を拠出することを表明した。

 文大統領は「韓国はこれまで診断キットやマスクなどの防疫物資を支援し、ドライブスルー(自動車移動)式のウイルス検査所など、韓国式の防疫の経験を共有してきた」とし、「ASEANも韓国が困難な状況のときに防疫物資を支援して真の友情を伝えた」と振り返った。

 またビジネス関係者らの入国を円滑にするための「ファストトラック」や特別例外入国などの制度による交流と協力は韓国が新型コロナを克服する上で大きな力になったとし、韓国とASEANの協力をさらに強化する意向を示した。

 文大統領は、「韓国の新南方政策のビジョンと成果がASEANと韓国の双方に役立っている」と評価した上で、新型コロナの状況を反映した「新南方政策プラス」を紹介した。

 文大統領は「新南方政策プラス」について「包括的な保健医療協力をはじめとする7大協力分野を中心に新しい協力策を盛り込んだ」とし、「ポストコロナ時代に『人を中心とした平和・繁栄の共同体』を早期に実現する」と説明した。

 また、新型コロナによる被害規模は国ごとに異なり、治療薬やワクチンが開発されてすべての国に普及するまではどこの国も安心できないと述べた上で、「それでもASEANと韓国が協力すればコロナ危機に先んじて対応できる」と繰り返し強調した。

 文大統領は保健分野の協力などを骨子とする「ASEAN包括的回復フレームワーク」への全面的な支持を表明した後、「新南方政策プラス」との結合により、ASEANと韓国が共に偉大な繁栄を享受することを願うと述べた。

yugiri@yna.co.kr

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