韓国のコロナ新規感染者191人 6日連続100人上回る
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は13日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から191人増え、累計2万8133人になったと発表した。市中感染が162人、海外からの入国者の感染が29人だった。1日当たりの新規感染者としては9月4日(198人)以降最多で、6日連続で100人を上回った。
このような感染者数の増加は、療養型病院や療養施設のほか職場、学校、地下鉄の駅、カフェ、家族や知人同士の集まりなど、日常的な場所でクラスター(感染者集団)が相次いで発生した影響が大きい。これまでは新規感染者の多くが首都圏で発生していたが、最近は江原道、忠清南道、全羅南道など首都圏以外の地域でも感染者が多く確認されている。
防疫当局は、韓国で初めて新型コロナ感染者が発生してからあすで300日となるタイミングで再び感染拡大の兆しが表れていることに注目し、防疫対策「社会的距離の確保」のレベルを1.5段階に引き上げることを含めて多角的な対策を検討中だ。忠清南道の天安市と牙山市、江原道原州市、全羅南道順天市の4カ所の地方自治体はすでに第1.5段階に引き上げている。
新規の市中感染者は162人で前日より34人増えた。新たな市中感染者を地域別にみると、ソウル市が74人、京畿道が36人、仁川市が3人と首都圏で113人だった。首都圏で市中感染者が3桁台を記録したのは、先月23日(121人)以来21日ぶり。首都圏以外では江原道で23人、全羅南道で9人、忠清南道で7人、光州市で5人、慶尚南道で2人、大邱市、世宗市、済州道でそれぞれ1人だった。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは29人で、前日から14人増えた。14人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの15人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から1人増え、計488人。韓国国内の平均致死率は1.73%となっている。
12日の検査件数は1万1639件で、前日から1599件減った。
中央防疫対策本部は毎日午前に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。
ynhrm@yna.co.kr