首都圏の防疫措置強化を検討 コロナ感染急増で=韓国首相
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2020.11.15 16:24
【ソウル聯合ニュース】韓国の丁世均(チョン・セギュン)首相は15日の中央災難(災害)安全対策本部の会議で、国内での新型コロナウイルス感染者の増加を受け、首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)と北東部・江原道に予備警報を出し、防疫対策「社会的距離の確保」のレベル引き上げを検討すると発表した。
「社会的距離の確保」のレベルは現在、一番低い第1段階を維持しているが、複数の自治体が自主的に第1.5段階に引き上げている。予備警報はエリア、市・道ごとに感染者数が増加した場合に、レベルを引き上げる前に警告のため発令する。
韓国で1日平均の新規感染者数は今週末に200人を超え、首都圏ではここ1週間の1日平均の新規感染者が83人と急激に増加した。江原道はすでに引き上げ基準を上回る感染者が発生している。
丁首相はまた、今月19日から来月3日に予定される大学修学能力試験(日本の大学入学共通テストに相当)までの2週間を「特別防疫期間」に指定すると発表した。期間中は塾やインターネットカフェなど生徒が多く利用する施設に対する防疫管理が強化される。
さらに、「忘年会などは感染拡大の深刻なリスク要因となる」として、年末年始の集まりや行事を自粛するよう呼びかけた。
ikasumi@yna.co.kr
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