文大統領「歴史的な瞬間」 自由貿易への寄与確信=RCEP署名
記事一覧
2020.11.15 16:35
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は15日、世界最大規模の自由貿易協定(FTA)となる東アジア地域包括的経済連携(RCEP)について、「地域を超え、多国間主義の回復と自由貿易発展に寄与すると確信する」と述べた。青瓦台(大統領府)の康珉碩(カン・ミンソク)報道官が会見で伝えた。
文大統領はオンライン形式で開かれたRCEP首脳会合で、「新型コロナウイルスや保護貿易の拡散、多国間貿易体制の危機の中で、若くて力動的な東南アジア諸国連合(ASEAN)が中心となり、自由貿易の価値の守護を行動に移した」と評価した。「歴史的な瞬間」とも表現した。
韓中日やオーストラリア、ニュージーランドなど15カ国の首脳はこの日、RCEPに署名し、その意義を盛り込んだ共同宣言を採択した。
RCEPは当初、インドを含め16カ国で交渉を開始したが、同国は対中国の貿易赤字拡大を懸念し、昨年交渉から離脱した。
これについて、文大統領は「長い間、交渉を続けてきたインドの迅速な加盟を望み、加盟国の積極的な努力を期待する」とコメントした。
csi@yna.co.kr