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韓国の新規コロナ感染者 2日連続300人台=大流行の瀬戸際に

記事一覧 2020.11.19 10:55

【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は19日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から343人増え、累計2万9654人になったと発表した。市中感染が293人、海外からの入国者の感染が50人だった。1日当たりの新規感染者数は前日に313人と81日ぶりに300人を超えたのに続き、この日も300人台となった。前日より30人多い。

新型コロナウイルスの検査を行う専用診療所(資料写真)=(聯合ニュース)

新型コロナウイルスの検査を行う専用診療所(資料写真)=(聯合ニュース)

 これは首都圏を中心に流行の第2波がピークを迎えた8月末と同水準で、第3波が本格化しているのではないかとの懸念が出ている。

 感染者が増加しているのは、家族や知人との集まり、職場、プールなど日常的な場所で同時多発的にクラスター(感染者集団)が発生しているためだ。

 政府は新型コロナの感染拡大の勢いを抑えるため、19日からソウル市、京畿道、光州市の全域と江原道の一部で防疫対策「社会的距離の確保」のレベルを最も低い第1段階から第1.5段階に引き上げたが、感染者数の増加速度が予想より速く、防疫対策に困難が伴うことが予想される。

 新規の市中感染者は11日から9日連続で3桁台を記録。17日は202人、18日は245人と次第に感染規模が拡大し、この日は300人に迫った。

 新たな市中感染者を地域別にみると、ソウル市が107人、京畿道が59人、仁川市が11人と首都圏が177人。首都圏以外では慶尚南道で28人、全羅南道で27人、江原道で20人、忠清南道で13人、光州市と慶尚北道でそれぞれ8人、釜山市で5人、忠清北道で3人、大邱市で2人、大田市と全羅北道でそれぞれ1人だった。非首都圏の市中感染者数は116人で、8月27日(121人)以来初めて100人台を記録した。

 一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは50人で、前日(68人)からは減少したものの依然として高水準が続く。39人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの11人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。

 死者は前日から2人増え、計498人。韓国国内の平均致死率は1.68%となっている。

 18日の検査件数は1万9481件で、前日から874件増えた。

 中央防疫対策本部は毎日午前に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。 

防護服を着て患者を搬送する医療従事者(資料写真)=(聯合ニュース)

防護服を着て患者を搬送する医療従事者(資料写真)=(聯合ニュース)

ynhrm@yna.co.kr

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