ＡＰＥＣ首脳会議がテレビ会議で開催へ　３年ぶりに共同宣言採択か

【ジャカルタ聯合ニュース】アジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）首脳会議が２０日午後９～１１時（日本時間）にテレビ会議形式で開かれる。　

　今回の会議には韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領のほか、米国のトランプ大統領、中国の習近平国家主席、日本の菅義偉首相など、主要国の首脳が参加する予定だ。

　２１カ国・地域が加盟するＡＰＥＣはアジア・太平洋地域最大の経済協力の枠組みで、その規模は世界の人口の３７％、世界の貿易量の４８％、世界の国内総生産（ＧＤＰ）の６０％を占める。

　会議では新型コロナウイルスの克服策や経済協力などについて協議が行われる。

　また２０４０年までの２０年間のＡＰＥＣの長期目標を掲げたビジョンが採択される予定だ。

　文大統領は会議で、新型コロナの対応策の一つとして、必要不可欠な人の円滑な往来の重要性を強調する予定だ。

　また米大統領選で敗北したトランプ氏が会議でどのようなメッセージを出すのか、習氏との非難の応酬が再び繰り広げられるのか注目される。

　米中首脳は９月２２日の国連総会で、新型コロナウイルスへの対応を巡り、非難の応酬を展開した。

　ＡＰＥＣ首脳会議後に共同声明が採択されれば、３年ぶりとなる。２０１８年は米中の見解が異なり共同声明を出せず、１９年は開催国のチリの国内事情により会議が中止された。

yugiri@yna.co.kr