与党支持率32.1%に下落 最大野党は30%回復=韓国
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2020.11.23 11:02
【ソウル聯合ニュース】韓国の世論調査会社、リアルメーターが23日に発表した政党支持率は、与党「共に民主党」が32.1%で、前週から0.7ポイント下落した。最大野党「国民の力」は2.7ポイント上がり30.0%と、7週ぶりに30%台を回復した。両党の差は2.1ポイントに縮まり、5週ぶりに誤差の範囲内となった。
来年4月の再・補欠選で激戦が予想されるソウルでは、前週は両党が30.0%の支持率で並んだが、今回は国民の力が28.7%で、共に民主党の28.1%を上回った。釜山・蔚山・慶尚南道エリアでも、国民の力が32.2%に上昇したのに対し、共に民主党は29.1%に低下した。
こうした支持率の変動は、秋美愛(チュ・ミエ)法務部長官と尹錫悦(ユン・ソギョル)検事総長の対立や、新型コロナウイルスの感染再拡大を受けた「社会的距離の確保」レベルの引き上げなどが影響を与えたとみられる。
一方、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率は前週より1.6ポイント低い42.7%、不支持率は2.0ポイント上がった53.0%だった。不支持率が支持率を10.3ポイント上回っている。その差が10ポイント以上に広がるのは、文大統領の側近で法務部長官だったチョ国(チョ・グク)氏の家族の不正疑惑が取り沙汰されていた昨年10月第2週(14.7ポイント差)以来のこと。
支持率の下げ幅は、地域別にみると仁川・京畿道(6.6ポイント)とソウル(3.5ポイント)で、年齢層としては50代(5.0ポイント)と20代(4.1ポイント)で大きかった。
調査はニュース専門テレビ局YTNの依頼を受け、16~20日に全国の有権者2514人を対象に実施された。
mgk1202@yna.co.kr