キム・ギドク監督がラトビアで死去 新型コロナ感染
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2020.12.11 21:49
【モスクワ、ソウル聯合ニュース】世界的に知られる韓国の映画監督、キム・ギドク氏(59)が11日(現地時間)、ラトビアで新型コロナウイルス感染症により亡くなったと、ロシアのタス通信が現地メディアの報道を引用して伝えた。11日未明に症状が悪化し、死亡したという。
現地消息筋によると、キム氏は先月20日にラトビアに到着したが、今月5日から連絡がつかなかった。
ラトビアの消息筋は聯合ニュースの取材に対し、キム氏の死亡を認めた。
現地メディアによると、キム氏はラトビア北部のリゾート地、ユールマラに自宅を購入し、永住権を取得しようとしていたが、約束の場所に現れなかった。このため知り合いらが現地の病院などを回り、キム氏を探していたという。
韓国の外交部によると、ラトビア大使館は韓国国民の死亡が知らされた後、現地の病院などを通じて、死亡のいきさつを確認しているという。
キム氏の映画「嘆きのピエタ」は2012年の第69回ベネチア国際映画祭でコンペティション部門最高賞(金獅子賞)に輝いている。韓国人監督の作品が同賞を受賞したのは初めてだった。
sarangni@yna.co.kr