北朝鮮が5年ぶり党大会 来年1月上旬開催を決定
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2020.12.30 09:14
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が5年ぶりとなる朝鮮労働党大会を2021年1月上旬に開催する。朝鮮中央通信は30日、党中央委員会の政治局会議が前日に開催され、第8回党大会の1月上旬開催が決定したと伝えた。
党大会は1月1日から10日までの間に、数日にわたり開催される可能性が高い。この期間には金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の誕生日(1月8日)もある。
中央通信によると、この日の政治局会議は金委員長が取り仕切り、金在龍(キム・ジェリョン)党副委員長が進行役を務めた。党大会の準備状況や議題などを議論、決定したという。
党大会に先立ち、地域、部門別の党代表会を開催して代表者の選出を終えたようだ。
議題については具体的な言及がなかったが、党大会で新たな国家経済発展5カ年計画を発表すると既に表明している。対米、対韓政策の方向性など、対外政策を公表する可能性も高い。党の組織再編と党幹部の交代も予想される。
また、中央通信は「80日戦闘」に触れ、「期間中に各分野で革新的な成果と進展を成し遂げ、第8回党大会招集に向け立派な条件を整えた」と評価した。
北朝鮮は10月12日から12月30日まで、新型コロナウイルス感染症の防疫と水害からの復興、経済立て直しに力点を置く「80日戦闘」を進めてきた。その最終日に党大会の計画を報じることで開催に向けたムードを盛り上げる狙いとみられる。
一方、2016年の第7回党大会開催にあたっては、1カ月ほど前から地域別の党代表会のニュースを伝え、正確な開会日も10日前に発表していた。
mgk1202@yna.co.kr