金与正氏が党副部長に降格 軍事パレード巡り韓国非難の談話
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2021.01.13 08:56
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記の妹、金与正(キム・ヨジョン)氏は12日、「党中央委員会副部長」として談話を発表し、朝鮮労働党第8回党大会記念の閲兵式(軍事パレード)開催の動きをとらえたとする韓国軍合同参謀本部を「けしからん」と厳しく非難した。朝鮮中央通信が13日、伝えた。
与正氏は5日から12日まで開催された党大会で党政治局候補委員から外され、党中央委員会委員となった。党での肩書もこれまでの第1副部長から副部長に降格したことが確認された。
ただ、与正氏の名前で韓国向けの談話を発表したことから、政治的な立ち位置と役割は従来通りであることを示したといえる。この談話は与正氏の今年最初の談話でもあり、引き続き対韓国業務を担っていくことを示唆した。 与正は談話で、韓国軍合同参謀本部が10日深夜に北朝鮮での閲兵式開催の「状況をとらえ」、「精密追跡」中だと発表したことを取り上げ、「南朝鮮(韓国)当局が抱く同族に対する敵意ある見方を隠さず表現」「敵対的な警戒心を表出」と重ねて非難した。「他人の家の祝い事に軍事機関が乗り出した」とし、「それほどすることがないのか」とも皮肉った。
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