韓国の新規コロナ感染者 7日ぶり400人下回る=再び増加の可能性も
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は22日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から332人増え、累計8万7324人になったと発表した。市中感染が313人、海外からの入国者の感染が19人だった。1日当たりの新規感染者数は前日(416人)から84人減少し、15日(343人)以来、1週間ぶりに300人台に下がった。
ただ、週末のため検査件数が減少した影響が表れたとみられ、このところの感染拡大が完全に収まったと判断するのは難しい。1週間単位の感染者発生の流れからみて、週の半ばから再び増加する可能性もある。
政府は今週の感染者発生動向を見極めた後、来週から適用される防疫対策「社会的距離の確保」のレベル調整案を確定する予定だ。
新たに確認された市中感染者313人を地域別にみると、ソウル市が102人、京畿道が116人、仁川市が18人で、首都圏が236人を占めた。
首都圏以外の地域では江原道が19人、釜山市が12人、慶尚北道が11人、忠清北道が7人、忠清南道が6人、慶尚南道が5人、大邱市、光州市、全羅北道がそれぞれ4人、全羅南道が3人、大田市が2人だった。
主な感染事例をみると、京畿道南楊州市のプラスチック製造工場でこれまでに163人の感染が確認されたほか、忠清南道牙山市にある大手ボイラーメーカーの工場に関連する感染者は170人に増えた。ソウル市の順天郷大病院などでも新たな感染者が出ている。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは19人だった。このうち4人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの15人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から5人増えて計1562人となった。韓国国内の平均致死率は1.79%。重篤・重症患者は前日から9人減り、146人となっている。
日曜日だった21日の検査件数は1万7804件で、前日に比べて2905件少なかった。金曜日だった19日と比べると2万6835件少なかった。
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