韓国の新規コロナ感染者 3日連続300人台=週後半を注視へ
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は2日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から344人増え、累計9万372人(訂正後)になったと発表した。市中感染が319人、海外からの入国者の感染が25人だった。1日当たりの新規感染者数は前日(355人)から11人減り、3日連続で300人台にとどまった。
ただ、1日まで3連休だったため、平日に比べ検査件数が少なかった影響もある。週単位の感染者の発生パターンからすると、週後半の推移を見守る必要がありそうだ。
小中高校では2日から新学期が始まり、児童・生徒が登校する。放課後の活動、さまざまな集まり、行事が感染拡大につながりかねず、政府は防疫対策「社会的距離の確保」のレベルを高水準で維持している。首都圏は上から3番目の第2段階、首都圏以外は同4番目の第1.5段階とし、直系家族を除く5人以上の私的な集まりを禁止する措置を今月14日まで据え置く。
この日新たに確認された市中感染者319人を地域別にみると、ソウル市が120人、京畿道が111人、仁川市が10人で、首都圏が241人を占めた。首都圏以外の地域では釜山市が17人、大邱市が12人、全羅北道が9人、全羅南道が7人、世宗市と忠清北道、済州道がそれぞれ5人、光州市と忠清南道、慶尚北道がそれぞれ4人、慶尚南道が3人、江原道が2人、大田市が1人だった。
さまざまな場所で感染が起きている。ソウル市永登浦区の飲食店で従業員と来店者計12人の感染が確認され、同市広津区でも知人同士の集まりに関連して16人の陽性が判明している。京畿道では東豆川市の保育園でこれまでに園児を含む14人が、利川市の段ボールメーカーでは22人が感染した。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは25人だった。このうち9人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの16人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から1人増えて計1606人となった。韓国国内の平均致死率は1.78%。重篤・重症患者は前日より4人増え、135人となっている。
3連休最終日だった1日の検査件数は1万6221件だった。前日比528件減で、直近の平日だった先月26日に比べると2万2631件少ない。
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