ワクチン副反応が新たに860件 接種後の死者計6人に=韓国
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2021.03.05 13:37
【ソウル聯合ニュース】韓国政府の中央防疫対策本部によると、新型コロナウイルスワクチン接種による副反応とみられる症状が5日午前0時までに新たに860件報告された。死亡1件と、強いアレルギー反応の「アナフィラキシー」のような症状が6件、けいれん1件を含む。2月26日に接種を開始して以降、副反応の報告は累計1578件、接種後の死者は6人にそれぞれ増えた。
5日午前0時までに累計22万5853人が接種を受け、そのうち0.70%で副反応が報告されたことになる。
これまでの副反応のうち1558件は頭痛、発熱、吐き気など、予防接種後に一般的に現れる軽微なものだった。
アナフィラキシーとみられる報告は累計13件となった。このうち、アナフィラキシーショックが1件で、残りの12件は「アナフィラキシーショック様反応」だった。呼吸困難やじんましんなどの症状が出るものの、治療で好転することが多いという。
また、副反応としてけいれんが初めて報告された。
中央防疫対策本部は現在、ワクチン接種後の死亡やアナフィラキシーなどの深刻なケースについて調査を進めている。疫学調査と被害調査の会合を開き、接種との因果関係を評価する予定だ。
新たに副反応が報告された860件のうち856件は英アストラゼネカのワクチンで、残りの4件は米ファイザーのワクチンだった。ファイザー製はこれまでのところ、重い副反応は報告されていない。
mgk1202@yna.co.kr