韓国の新規コロナ感染者が2日連続300人台 首都圏は特別防疫強化
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は16日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から363人増え、累計9万6380人になったと発表した。市中感染が345人、海外からの入国者の感染が18人だった。1日当たりの新規感染者数は7日ぶりに400人を下回った前日(382人)から19人減った。2日連続で300人台にとどまったが、休日による検査件数減少の影響がまだ残っているとみられる。
ここ1週間の平均で、1日当たり新規感染者数は445人。政府の防疫対策「社会的距離の確保」のレベル決めで目安の一つとする1日当たり新規市中感染者は427人と、同レベルで上から2番目の第2.5段階に相当する。
政府は16日午前、首都圏の各自治体の防疫責任者も出席する拡大会議を開いた後、首都圏を対象にした特別防疫強化策を発表する予定だ。
この日新たに確認された市中感染者345人を地域別にみると、ソウル市が75人、京畿道が146人、仁川市が14人で、首都圏が235人を占めた。
首都圏以外の地域では慶尚南道が64人、江原道が12人、釜山市と全羅北道がそれぞれ6人、慶尚北道と忠清南道がそれぞれ4人、大邱市と蔚山市、忠清北道がそれぞれ3人、済州道が2人、光州市と大田市、全羅南道がそれぞれ1人だった。
サウナや職場、託児施設などでクラスター(感染者集団)発生が相次いでいる。慶尚南道晋州市のサウナに関係する感染者は累計168人に増えた。同道巨済市では公衆浴場と遊興施設(クラブなど)に絡み前日正午までに22人の感染が判明した。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは18人だった。このうち7人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの11人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から3人増えて計1678人となった。韓国国内の平均致死率は1.74%。重篤・重症患者は前日から4人増え、103人となっている。
週明け15日の検査件数は4万1137件で、日曜日だった前の日より2万2598件多かった。
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