韓米が米軍駐留経費協定に仮署名 同盟強化への意志示す
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2021.03.18 14:37
【ソウル聯合ニュース】韓国と米国は18日、ソウルの外交部庁舎で外交・国防閣僚会議(2プラス2)を開催した後、在韓米軍の駐留経費負担に関する特別協定(SMA)の合意文に仮署名した。
この日の仮署名式には、韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官と徐旭(ソ・ウク)国防部長官、前日に来韓した米国のブリンケン国務長官とオースティン国防長官が出席。仮署名は外交部の鄭恩甫(チョン・ウンボ)韓米防衛費分担交渉代表とラプソン駐韓米国大使代理が行った。
外交部の当局者は「今回の仮署名式は、韓米同盟強化に対する両国政府の意志を示したものだ」と述べた。
これに先立ち、韓米両国は7日、21年に韓国が負担する駐留経費の総額を前年比13.9%引き上げ、今後4年間の韓国側負担額の算定には前年の国防費増加率を適用することで合意した。
協定の空白期間だった20年の負担額は、19年と同じ1兆389億ウォン(約1000億円)で据え置かれた。
トランプ政権で紆余(うよ)曲折を経た駐留経費負担を巡る韓米間の交渉は、バイデン政権の即断即決で妥結したことになる。
協定文は仮署名に続き韓国の法制処の審査、閣議、大統領の裁可、正式署名を経て、韓国国会の批准同意案の可決後に発効する。正式な発効までは2カ月前後かかると予想される。
ynhrm@yna.co.kr